湿潤療法

2016年2月27日 土曜日

火のついた油による両足火傷

まちだクリニックの町田宏です。

従来のやけどの治療は消毒をして軟膏を塗り、ガーゼを当てるという治療が行われていました。
2000年頃からは湿潤療法という治療方法が提唱されています。
これは「消毒しない」「乾かさない」という従来とは全く違う概念の治療方法です。
従来の治療と比較して痛みが少なく、きれいに治ります。

昨年、足を火傷された方の経過です。
火のついた天ぷら油を消火する際にこぼしてしまい床で炎が広がり火傷してしまいました。
救急病院へ搬送され17日間入院。
看護師が湿潤療法を知っていて穴あきポリ袋とワセリンを使って処置されていたそうです。

入院中にスマホで「湿潤療法」を検索し、当院がヒットしたとのことで退院後から当院へ通院開始。
初診時は歩行できず車椅子で来院されました。
歩行できないことから頻回の通院は困難でしたので、湿潤療法に関しての説明を行い
ワセリンとズイコウパッドを用いて自宅で処置をしていただきました。

写真は当院初診(受傷から19日目)、5週後、9ヶ月後です。
4月は週2回程度の通院、5月6月は週1回の通院となりました。
2枚目の写真の後には仕事で東京や福岡などへも出張されています。
外回りの仕事で夜になると足背のジンジン、ピリピリした感覚がでるため
ワセリン塗布のみ継続されていました。
6月からだんだんと皮膚の色が薄くなっていき10月には写真のようにまで改善しました。



従来の軟膏・ガーゼを用いた治療方法よりは湿潤療法の方が数段勝っていると思います。

当院はやけどの治療を湿潤療法で行っています。
湿潤療法について詳しく知りたい方は「新しい創傷治療」で検索してみてください。

まちだクリニックは火傷や擦り傷などの外傷の治療の他、胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
胃カメラは鼻から行うこともできます。
胃カメラ大腸カメラともに鎮静剤を使用することもできます。
(鎮静剤をご希望される方は当日車の運転を行わないようにしてください)

胃・大腸検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
ピロリ菌の検査・治療もご相談ください。
(写真は患者さんの許可をいただいています)

投稿者 まちだクリニック

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